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高齢者が安心して住める最適な環境づくりとは

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バリアフリー

高齢になっても安全に住むことができる住環境と聞けば、バリアフリーという言葉を思い出す方も多いでしょう。一般的には、段差が少なく手すりがあるといった環境のことを指します。その他、車いすが通れるように十分な幅の廊下があることや、トイレやお風呂に介助者が入れるスペースがあることなどを総称して言います。
高齢者を対象とした施設の場合、段差を極力無くすことで移動しやすい生活環境になっていたり、トイレが通常よりも広く造られるなどの配慮が見られます。


大規模なリフォームは時間もコストもかかる

マイホームを手に入れるのは結婚や出産などのライフイベントの前後が多いものです。現在住んでいる住宅が若い時に購入した、数十年前の物件であるシニア世代は非常に多いです。バリアフリーという概念が一般化したのが1991年以降と言われております。したがってそれ以前に建てられた住居では、高齢者を対象とした生活を考えた時、安全に不十分なケースが多くあります。
リフォームなどによって住みやすい環境に変えることは可能ですが、大規模な改修になると費用も大きく、工期も長くなってしまいます。また、一般の住宅では玄関にスロープをつけることがスペースの関係上不可能な場合や、家の構造上、間取りの変更ができず広い廊下が確保できない場合もあります。そのような場合はバリアフリー環境が整えられた施設で生活をする方が、簡単に安全な住環境を手に入れられます。
一方で、小規模な改修で安全な住環境を手に入れられることもあります。例えば、浴室の深さを浅いものに変更する、転倒防止のために階段の両脇に手すりをつけるなど家の部分的な改修で生活ができる場合です。年齢を重ねると新しい環境への適応能力が低下することから、住み慣れた場所で暮らすことを望むケースが多いです。バリアフリーリフォームでの対応で可能な場合は、住み慣れた自宅での生活を続ける方が高齢者に心理的負担をかけないことになります。


住人に合わせたバリアフリー化が重要

自宅の改修によりバリアフリー環境を手に入れる場合は、住人の身体的特徴に合わせた対応が必要です。同じ手すりをつけるという工事でも、縦型の手すりが良い場合と横型の手すりが良い場合があります。トイレや浴室などの重心の縦移動がある空間では縦、廊下や階段などの横方向への移動がある空間では横となります。住人の身長や足腰の強さによって適した高さが違ってきます。
バリアフリーリフォームに特化したリフォーム会社ではショールームを持っているところもあります。手すりの高さや質感を店頭で確認し、住人に適したものを選べばより安心です。
過度の段差の解消は、急激な身体能力の低下にもつながります。それぞれに合ったバリアフリーの段階があります。相談するなどして、しっかりと見極め正しいバリアフリーの住環境を作りましょう。

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