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在宅介護での経済的・精神的負担の現実

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ストレス

近年高齢者の介護の必要性が急速に増しており、自宅で親などの介護を行う人が増えています。75歳以上の場合、国の介護保険制度を使い介護サービスを受けている人の割合は極めて高くなっています。
訪問介護や訪問看護、デイサービス、デイケアなどサービスはさまざまで、家庭の状況や要介護者の状態に合った方法を選択することになります。統計によると、要介護者の7割近くの人が在宅介護をしています。
在宅介護といっても症状の度合いはさまざまで、必要な時に手をかす程度から、終日つきっきりの介護が必要になる程度まであります。では、具体的にどのような経済的・精神的負担があるのでしょうか。

 

世帯の収入が減る可能性も

在宅介護では、年々介護度は重くなり介護者の負担も増えてくる傾向にあります。要介護度が3を超えると自立した生活は難しいとされ、徐々に保険の支給額も上がります。しかし、実際にかかる出費が支給額を上回るようになってしまうことが実状のようです。
医療費やベッドをはじめとした介護用品は大きな出費となりますし、おむつや寝具、衣服などにも意外にお金がかかります。食事の宅配や訪問ケアなども、保険適用外のサービスを頼む必要が出てくるかもしれません。
何よりも在宅介護は介護をする人が家族であるため、その家族自身が仕事を続けることが困難になるという問題があります。調査によると50代~60代の方々が介護を理由に転職や離職をしています。家庭の状況によっては男性が転職・離職をするケースもあります。家族の働き手が仕事を辞めると収入が激減し、保険適用外のサービスを受けることが難しくなるといった悪循環が発生します。

 

孤独な介護生活がストレスに

経済的な不安はすぐにストレスとなります。介護疲れは精神的な負担になり、家族の複雑な問題に発展してしまうこともあります。在宅介護をしている人の4割近くが、半日から終日の介護をしていると答えています。在宅介護は必然的に休日はありませんので、それに費やされる時間から見ても相当過酷な労働と言えるでしょう。一人で介護を続けることは相当なストレスですので、交代できる親族や訪問介護等を利用し休息をとることが必要です。
また、別のストレスとして在宅介護をする上での関係者との関わりも精神的な負担になることがあります。医師やケアマネジャー、施設の関係者など、専門的な話をする時間が増え緊張状態が続くと、知らず知らずのうちにストレスとなることがあるようです。ストレスは孤独に抱え込んでしまうことが多いです。状況を共有できる存在を作り、話をする、助けあうことで精神的な負担を減らすことができるかもしれません。

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