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認知症に効果!フランスから来たユマニチュードとは?

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スキンシップ

ユマニチュードとは、現在欧州各国で導入されている認知症ケアの手法のひとつです。体育学を専攻する二人のフランス人、イブ・ジネストとロゼット・マレスコッティによって開発されました。34年以上の歴史を持ち、「人とは何か」と言う哲学に基づくケアを行っています。
大声を上げて叫んだり暴力的行為に出るBPSDの方でも穏やかな表情を見せてくれることから、魔法のようだと評されている手法です。ユマニチュードの大きな特徴は、誰でもできると言う点にあります。では、具体的にどのような手法なのでしょうか。


ユマニチュードの4つの柱

ユマニチュードの基本は、4つの柱です。私たちが日常で行っている簡単な4つのコミュニケーションを組み合わせることで、150を超える介護の技術を身につけることができます。

  • 1つ目の柱「見る」
    ただ見つめるだけではなく、相手の目線の高さに合わせて見ます。目線を合わせることで威圧感を感じさせず、お互いが対等であると言う印象を与えます。
    この時、横からではなく近い距離で正面から向き合うのも大事なポイントです。認知症の方は、視野が狭くなりがちです。正面から向き合うことで、お互いの存在をしっかりと確認できます。
  • 2つ目の柱「話しかける」
    前向きな言葉で、優しく繰り返し話しかけましょう。患者さんの中には、身体に無言でいきなり触れることに恐怖を感じる方もいるかもしれません。触る前に一言声をかけるだけで、安心感が生まれます。話しかける時には、1つ目の柱の「見る」を組み合わせるとより効果的です。
  • 3つ目の柱「触れる」
    身体に触れて、スキンシップを取ることもはとても大切です。人に触れられることで、自分の存在を認識できます。強い力で掴む、突然触れるなどの行為は不信感や不快感を抱く場合があります。そっと支えたり手を添えるなど、優しく触れるように心がけましょう。
  • 4つ目の柱「立つ」
    寝たきりになってしまうのを防ぐためには、自分の力で立つことも重要です。歯磨きや軽い運動など、普段の生活の中でもできるだけ立ってもらうようにサポートします。立ったり座ったりする動作は、視界を変化させたり体力を増加させる手助けになります。


「人であることを尊重する」ユマニチュードの思い

ユマニチュードは、「人であることを尊重する」と言う意味の造語です。認知症との向き合い方を自分が変えることで、相手の対応も変わって来ます。
認知症の方と良好な関係を築くことは、ケアが困難な環境や状況の改善に繋がります。ユマニチュードは、患者さんはもちろん、看護や介護する方の負担の軽減にも効果的な手法です。

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