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理由があります!シニア世代が歩行困難になってしまう原因

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歩行困難

 

歩行困難に悩まされているシニアの方は多く見られますが、歩行困難には加齢以外にも原因があることをご存知でしょうか。原因を特定することができれば、適切な治療を受けて回復できる可能性もあります。
そこで今回は、シニア世代の歩行困難の原因についてご紹介します。

 

【原因1】加齢による身体能力の低下

人間は年を重ねるごとに、身体機能の低下が進んでいく生き物です。身体能力のピークは20代とされており、30代になると多くの方は筋肉量や心肺機能が低下していきます。
このような加齢による身体機能の低下によって、歩行が困難になってしまうシニアの方も珍しくありません。特に足腰の筋肉量が極端に下がると、長時間の歩行は難しくなってしまいます。
また、中には腰や足の骨が曲がることによって、歩行が困難になってしまうシニアの方も見られます。仕事などで長い期間同じ部位に負担がかかり続けると、徐々に骨が曲がってしまうことがあります。

 

【原因2】脳血管障害

多発性脳梗塞などの脳血管障害を発症すると、その後遺症によって歩行が困難になってしまうケースも見られます。脳血管障害は高齢者が発症しやすい障害であるため、日頃から高血圧などに注意する必要があるでしょう。
脳血管障害では、歩行失行(ほとんど歩けない状態)・小刻み歩行・痙性歩行(下肢が突っ張る状態)などの症状が見られます。また、脳血管障害の後遺症としてではなく、サインとしてこれらの症状が現れることもあります。そのため、上記の症状が現れた場合には、できるだけ早めに病院で診察を受けることが望ましいでしょう。

 

【原因3】パーキンソン病

パーキンソン病は、神経変性疾患のひとつとして数えられている、難病に指定された病気のひとつです。パーキンソン病を発症すると、脳内のドーパミン不足・アセチルコリンの増加が引き起こされ、その結果として身体機能に影響を及ぼします。
パーキンソン病の具体的な症状にはいくつかの種類がありますが、歩行困難もこの病気の症状のひとつです。パーキンソン病のシニアの方は小股歩行になってしまうケースが多く、前方突進や後方突進によって、怪我を負ってしまう恐れもあります。
パーキンソン病の治療法は多岐にわたりますが、根本的な治療法は見つかっていないとされています(2011年時点)。ただし、遺伝子治療や幹細胞移植などの根本治療が注目されており、今後現実的な治療法が確立する可能性は考えられます。

 

【原因4】精神的疾患

うつ病など、精神的疾患が歩行運動に影響を及ぼすこともあります。特にうつ病が深刻な状態になると、歩行をするだけでなく、体を起こすことも難しくなってしまう恐れがあります。
そのため、シニアの方は身体能力だけでなく、精神の健康状態にも注意する必要があるでしょう。

 

おわりに

ここまで、シニア世代の歩行困難の原因について紹介してきました。
同じような症状であっても、人によって歩行困難の原因が異なるケースは珍しくありません。年を取ったからといって諦めず、症状が現れ始めたら回復の可能性を視野に入れて、早めに病院で診断を受けることが望ましいでしょう。

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