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骨折から寝たきりへ。骨粗しょう症が引き起こす介護生活

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寝たきり

骨粗しょう症とは、骨強度が低下して骨の中がスカスカになりもろくなる病気です。ちょっとした衝撃で骨が折れてしまうため、高齢者の場合は骨粗しょう症をきっかけに要介護状態になってしまう人がたくさんいます。
骨粗しょう症とは、ホルモンの影響が大きい病気で、特に女性の場合は閉経により女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に低下し、エストロゲンは骨の新陳代謝に大きく関わっているため、閉経後に骨粗しょう症になる女性が多いのです。
それ以外にも遺伝的な体質、偏食やダイエットなどの食事習慣、喫煙や過度の飲酒、運動習慣なども骨粗しょう症の原因と関係があると考えられており、年齢に関係なく若い女性の患者も増えています。


骨粗しょう症が引き起こす恐い現実


要介護状態にある人の中で、約10%が「骨折・転倒」が原因というデータがあり、さらに骨粗しょう症だと寝たきりとなるリスクが1.83倍高まると言われています。
太ももの付け根を骨折すると最も寝たきりになりやすいと言われていますが、この太ももの骨を骨折した60代の女性が骨粗しょう症の場合、そうでない人に比べて5年以内に再び損傷する確率は16.9倍高くなります。
また、背骨を骨折した人のうち5人に1人は1年以内に再び損傷するといわれています。
このように、骨粗しょう症とは、それ自体は命を落とすような病気ではありませんが、持病となることで介護生活、寝たきりの生活になる確率が上昇してしまう恐ろしい病気なのです。


介護や寝たきりになってしまう前にやっておくこと


では、その予防はどのようなものがあるのでしょうか。
それは「食事と運動」です。
骨の材料であるカルシウム、骨の新陳代謝を促すビタミンD、骨の形成を促すビタミンKを意識的に摂り、また年齢と共にさっぱりした食材を好むようになりがちですが、たんぱく質もしっかり摂る必要があります。
食材としては、カルシウムは乳製品や小魚、大豆製品など、ビタミンDは鮭、サンマ、ウナギ、しいたけなど、ビタミンKは納豆、ほうれん草、ニラ、小松菜などです。
そして運動不足は骨密度を低下させるので、ウォーキングなどの適度な運動も必要です。体重をかけることが有効的なので、特別なトレーニングをしなくても、階段の昇り降りや日光を浴びながらの散歩などでも十分です。
また、骨粗しょう症とは、若いうちからの予防が有効で病気なのです。
若いうちに骨密度を上げておくと、歳を取ってからも折れるリスクが少なくなるので、骨によい食事と適度に体を動かすことをしておくことは重要です。

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