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高齢者に癒やしの効果をもたらすセラピードッグとは

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セラピードッグ

最近は少なくなってしまったのかもしれませんが、以前はよく小学校の校庭の一角に、鶏小屋やうさぎ小屋などがあったり、教室にも小鳥の入った鳥かごや金魚の入った水槽などが多くあったものです。
そうやって小さい頃から小動物などとふれあうことが、情操教育には欠かせないとの認識がありました。
また、障害を持って生まれてきた子供たちが、イルカなどの知能あるかしこい動物とふれあうことも、とても良いことだといわれ、その効果も確かめられているところです。
人間が大昔から犬を友として生きてきたことは、誰もが知っていることです。
人間には慣れないといわれる狼を先祖に持つ犬が、人間の一番の友だちであるというのも、普通に考えると不思議なことではありますが、相当な犬嫌いでない限り、人間は犬の姿を見ただけで、何故か心が癒やされることが多いのです。
そして、特に犬が好きでもなかった人が、ペットの犬と一緒に暮らす内に、それ以前には考えられないほどの犬好きに変身してしまったという話もよく聞きます。
犬が人間の心を和ませるのは、たぶん言葉を話さないからでしょう。
言葉は話せないけれど、いろいろな仕草や行動や視線で、人間に何かをアピールするからでしょう。
その可愛らしい行動パターンが、きっと人間を惹きつけたやまないのだと考えます。

セラピードッグの役割

さて、介護施設で取り入れられているセラピードッグの役割は、多くの認知症の方の情緒の安定を促し、症状の改善に役立っています。
セラピードッグになる犬は、盲導犬のように大きな犬でも、中くらいの犬でも、小型犬でも良く、性格が穏やかで、無駄吠えせず、人間に撫でられたり、触られたりすることを嫌がらない犬であれば、それほど難しい訓練の必要はありません。
認知症のお年寄りたちがセラピードッグと触れ合うことにより、お互いに信頼関係が生まれること自体に良い効果があるので、自然と症状の改善が見られるのです。
お年寄りは、セラピードッグの毛並みを撫でさすり、撫でられたセラピードッグは、その体全体でお年寄りの不安感を拭い去るのです。
人間同士であると気持ちが通じなくてイライラしたり、どうしても言葉や理屈などで争ってしまったりということもあります。けれど、セラピードッグはそこに存在するだけで、お年寄りの心を和ませ、昔の記憶の底に眠っていた子どもの頃のふれあいを思い出させて、症状の改善を促す効果になるのかもしれません。

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