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寝たきりから自立支援へ。活動的な生活を取り戻すためにできること

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寝たきり

高齢者介護は、医療の分野から発展してきました。重い病気の方や手術後の患者へのケアの方法を応用して生まれてきたのが、これまでの高齢者介護の方法です。
具体的には一定期間安静を保ち、回復とともにリハビリを通して筋力を元の状態まで戻していく、といった方法を指します。これらの療法やケアは確かに、若年層の回復には高い効果を発揮してきました。
しかし、これを介護の世界にそのまま持ち込んだために、寝たきりになってしまうシニアの方々が増加したとされています。シニアの方の場合、一度衰えた筋肉は簡単には元に戻りません。実際、寝たきりの高齢者を援助する方法として行われてきたのは、寝たきりの状態を維持することを前提としたケアでした。
ホームヘルパーや介護の知識のある専門家も、シニアの方々が自立することに関しては、ほとんど期待してこなかったと言えます。これまでの介護のあり方というのは、リスクを減らすという建前のもとに、シニアの方々の自立を阻んできてしまいました。


自立支援の風潮が高まってきている

ここ数年、日本でも高齢者の自立支援を促そうとする動きが広がってきています。これは、家族やヘルパーの援助に依存しすぎると、シニアの生活の質が低下してしまうことが指摘され始めたためです。このような状態を「生活不活発病」とも呼び、近年多くの研究者が警鐘を鳴らしています。
要介護者の自立支援を促すには、できるだけ活動的な生活を送るように心がけることが大切です。家族や周りの方がちょっとしたきっかけを作ってあげるだけで、シニアの方々はより活動的になることができます。
何でも手伝ってしまうのではなく、どこまで自分でできるのか、どこからは援助が必要なのかを本人としっかり話し合っておきましょう。そのために、普段から円滑なコミュニケーションが取れるような関係を築いておくことも大切です。また、健康な生活を送っている場合には、その状態を可能な限り続けることができるように、周りの方が食事・運動などに目を向けるようにしましょう。
近年では、国を挙げての自立支援の風潮も高まってきています。例えば介護保険法では、その第一条でシニアの自立支援が謳われています。65歳以上の方は被保険者として、さまざまな援助を受けることもできます。
具体的なサービスとしては、在宅で受けられる介護サービスや施設での介護、ケアプランの作成などが挙げられます。そのようなサービスや制度を最大限活用すれば、シニアの方が自立することも難しくはないでしょう。

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