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シニアのお金の使い道、消費の実態は?

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お金

内閣府が発表した「高齢者の経済生活に関する意識調査結果」によると、最も多かったお金の使い道として、健康維持や医療介護のための支出、ならびに冠婚葬祭費が挙がりました。具体的には、健康維持や医療介護が38.6%、冠婚葬祭費が36.8%を占めています。
高齢者にもなると、身体機能が衰えやすくなります。また体が不自由で、介護サービスを利用する必要性に迫られる人もいることでしょう。そのため、健康維持や医療介護にお金をかけるシニアの方が多くなっています。
冠婚葬祭費に関しては、身内の結婚式などにおける出費もありますが、知り合いの葬式における出費が多い傾向にあります。特に同年代の知り合いが多い人は、葬儀に参列する機会がどうしても増えてきます。

 

子どもや孫のための支出はさらに増える傾向

家電等の購入も29.9%と、比較的割合が高くなっています。今や日常生活において欠かせない家電は、精密機械化されています。このため、突然故障することがあり、なかなか修理にも出せなくなっているため、新しいものと定期的に買い替えをする必要があります。
また、子どもや孫のための支出も比較的割合が高く、全体の28.9%を占めています。特に孫のための出費は、今後ますます増えるのではないかと見込まれています。
平成25年には、子や孫への教育資金の一括贈与制度がスタートしました。これは、子どもや孫に対する教育資金を贈与する場合、1,500万円まで非課税とする制度です。自分の子どもや孫にはより充実した教育を受けさせて、より良い就職先を見つけてもらいたいと願っているシニア世代は多く、実際活用する人も増えています。
シニアの方は「孫が何よりも可愛い」と思うのが常で、孫に対してお金を積極的に使いたいと思っている人が多く見られます。「一緒に外食をしたい」「レジャー施設で遊びたい」「旅行をしたい」など、孫と楽しい時間を過ごすためなら、お金を存分に使っても構わないと考えている高齢者の割合は高くなっています。

 

自分のことには使わない方が多い

一方、自分のことに関しては、あまりお金を使いたがらない傾向も見られます。60歳以上の世帯になると、貯蓄の平均額は2,000万円を超えます。しかし、大きな消費行動にはなかなかつながっていません。
その理由として大きいのは、景気が混迷していることです。景気が混迷していると、今後の経済的な見通しを立てることは難しくなります。その上、日本では長寿化がどんどん進んでおり、これからどのくらいの期間生活する必要があるのかも不透明です。そのため、趣味などでお金を一気に使うのではなく、手元に残しておきたいという意識が全体的に強いのです。

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