はじめての介護では介護の現場から最新のコラムやニュースをお届けします

大問題になる前に!相続トラブルの傾向と対策

LINEで送る
Pocket

相続トラブル

 

大切な家族のために残していく遺産、「少しでも多く譲りたい」「困った時に役立ててほしい」と多くの方が望んでいるはずです。しかし、遺産は時としてトラブルの原因になります。家族のためになるはずの遺産が問題の火種になってしまっては、安心して逝くこともできません。
そこでこの記事では、相続問題のよくある事例と有効な対策についてご紹介します。自分がいなくなった後のことが不安なシニアの方、ぜひ参考にしてみてください。

【トラブルの実例1】不動産を兄弟で分割したケース

長男のAさんと次男のBさんは、両親が亡くなった際、実家を2分の1ずつ分けることに決めました。仲が良かったがゆえに、「不動産も半分で良いだろう」と安易に決めてしまったのです。
数年後、Aさんは事業で失敗してしまい、お金が必要になります。そこで、実家を売却してお金にしたいと考えます。しかしながら、実家の半分は弟であるBさんのものです。Bさんは実家を残しておきたいと考えています。そこでAさんは、売却が難しいなら買い取ってほしいとお願いしますが、Bさんはすぐにお金を用意できず、困り果ててしまいます。
この一件で問題なのは、先のことを考えずに安易に半分ずつ分けてしまったことにあります。これは、相続問題でよく見られる傾向です。不動産など、すぐに分割することが難しいものは、十分に検討しましょう。
今回の場合は、初めに代償分割(家を譲り受けた人間がもう一方に分割でお金を支払うなど)という方法を選択しておけば、問題にはなりませんでした。

 

【トラブルの実例2】相続人を明確にしていなかったケース

子どもがいなかった夫のCさんと妻のDさん。Cさんは常々、「自分が死んだら、財産はすべてDさんに譲りたい」と話していました。Dさんもそのつもりでいましたが、実際にCさんが亡くなった段階になって、きちんとした遺言がなければCさんの兄弟も相続人になることを知ったのです。兄弟たちには、「財産を持っていくのならお金を支払ってほしい」と言われ、当初の予定が大幅に狂い、これからの生活に不安が出てきてしまいました。
ここでは、遺言書を残していなかったことに問題があります。これも非常に多いケースですが、「生前には◯◯さんに財産を譲りたいと言っていた」というだけでは不十分です。明確な意思表示は、効力を発揮する形で残さなければいけません。

 

トラブルの原因は意識の低さ

上記に挙げた2つの事例を含むほとんどの問題の原因となるのが、亡くなった当人、遺産を譲り受ける受ける周囲の人々の意識の低さです。もっと早い段階でよく考え、きちんと準備をしておけば、家族間の関係も崩れることなく円満に進んだことでしょう。家族の関係を超えて、最もよく介護をしてくれた方に譲ることなどもできます。先延ばしにせず、今のうちから準備を進めておいてください。

 

トラブルを回避するための対策とは?

円滑に相続を進めるための準備は、専門家に相談するのが一番です。ファイナンシャルプランナー・税理士・弁護士などのもとへ相談に行き、要望を伝えてみましょう。必要な準備についてアドバイスをくれ、遺言書を作成する際などはサポートを受けられます。
また、より身近なところでは、銀行や保険会社なども相談に乗ってくれます。知識豊富な専門家の力を借りて、しっかりと対策を立てておきましょう。

 

おわりに

相続におけるトラブルの傾向と対策について、実例を交えながらご紹介しました。元気なうちに準備をして、安心して老後の生活を楽しみましょう。

LINEで送る
Pocket

Related posts

うなずきかぼちゃん 468*60