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もっと早くに受診すれば…。認知症のサインを経験者に聞いてみました

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高齢者

「認知症は、どうせ治らないからしょうがない。」

「認知症って治療できないんでしょう?」

こんな風に思っている方は多いのではないでしょうか?高齢になると物忘れは普通のことで、物忘れと認知症の違いに気づかず、放置する方が非常に多いのです。

認知症は早期発見、早期治療で薬を使用することで進行を遅らせることができたり、良い状態をしばらく維持することもできます。

認知症のご家族がいらっしゃる方に認知症かもしれないと思ったサインについてお話を伺いました。

「祖母がそうです。数分前教えた事を何度も聞いてきます。名前を何度訂正しても、すぐ他の親族と間違えるようになって専門医にかかりました。今はデイサービス受けて、進行がゆっくりになるよう努めています」

「祖父母共に認知症です。車をどこに停めてきたかわからなくなり、歩いて自宅に帰ってきたり、やけに怒りっぽくなったりします。」

「最寄り駅の改修工事中、エレベーターの位置が変わり、入り口と出口が反対側になっていた。降りる時、突然、パニくった。すぐ、平静になったが、今思うと、前触れだったと思う。怪我で入院し一気に進行。施設へ。」

「昔、実家の祖父母がそうでした。最初は孫の区別がつかなくなり、一緒に住んでいた私たち姉妹も誰か分からなくなりました。最後はオトン、オカンも分からなくなり、看病していたオカンは病院の人だと思っていました。」

「『お好み焼きが食べたい』と言うので買いに行って義母の分を渡すと、『頼んでない』と言い、数日後、行き慣れた近所のスーパーから自宅に帰れなくなった。慌てて受診したところ結構すすんでいて、今は施設です。」

『行き慣れた場所からの帰り道がわからなくなる』といった症状は認知症の初期症状としてよくあります。また、認知症には昔のことはよく覚えているのに、直近のことは行動自体を忘れてしまう傾向があります。例えば、食事をしたということに対して、『何を食べたかメニューを思い出せない』というのは単なる年齢による物忘れです。しかし、さっき昼食を食べたばかりなのに、「昼食はまだか?」などと食べたこと自体を忘れてしまうのは認知症状であると言えるでしょう。

「母が認知症です。なりかけの時はわかりませんでした。だから薬を飲ませませんでした。専門医にその後見てもらいました。その時は手遅れ。どんどん進みました。今では私のことわかりません。」

認知症の初期サインを見逃すことがないよう、「あれっ?」と思う言動があったらしばらく気にかけるようにしましょう。受診して歳相応の物忘れと言われたら安心を得ることができますし、気になったらとりあえず受診をすることが大事ですね。

[取材協力:ミルトーク]

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