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認知症カフェとはどんなとこ!? 認知症患者と家族のための認知症カフェ(オレンジカフェ)に注目

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カフェ

2015年から政府は認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)という認知症施策を推し進めています。これは認知症にかかった高齢者が住み慣れたエリアで、いつまでも自分らしく生活するための環境作りとして5か年計画で進められています。新オレンジプランの一環として日本全国に誕生しているのが、「認知症カフェ」「オレンジカフェ」と呼ばれる定期的に開催されるカフェ(喫茶店)です。

オランダで発祥した認知症カフェですが、すでにオランダ国内には200カ所も運営されており、認知症の人が積極的に社会と関わりの持てるような環境を整備しています。

日本国内で認知症の方のご家族は、これまで世間に迷惑をかけることを恐れて、家の中で閉鎖的に介護を続けていくことが多かったのです。認知症の方が社会に参加することは難しかったですし、認知症の方のご家族もなかなか情報交換ができないでいました。そして一般の方も、認知症の方と接することがなく、どんな症状なのかを理解する機会がなかったのです。

そういった問題を解決するために誕生したのが「認知症カフェ」です。認知症の方やその家族が情報交換できる場所、地域の方が認知症の人と交流できる場所として気軽に利用できるようカフェ形式をとっています。何か特別なことを行うのではなく、お茶とお菓子で何気ない会話を楽しむことが目的です。参加者は認知症の方とご家族だけでなく、地域の方、地域の認知症ではない高齢者の方、さらに医師やケアマネジャー、介護スタッフなどあらゆる立場の方が集まることもあります。病院や介護施設、行政機関などではなく、親しみやすいカフェだからこそ、日頃の悩みであったり、質問したいことなど相談しやすく、解消できる場にもなり得るのです。

カフェ

認知症カフェの中には、認知症の方が皿洗いや清掃スタッフとして働くことができるところもあります。働くことで仲間との交流が持て、社会に役立つことで存在意義を感じ取ることができます。また、希望者で散歩に出かけたり、料理を作ったり、認知症予防に効果があるゲームをしたりなどアクティビティを積極的に取り入れて運営しているカフェもあります。

また、家族と認知症の人が離れて座ることで、お互いに穏やかな気持を取り戻せたり、別の家族の話を聞くことで「自分だけじゃない」と安心できたりと、認知症カフェには様々な立場にとってのメリットがたくさんあります。

介護サービスを受けることに抵抗する認知症の方は多いと思います。専門医で治療を始める前に気軽に出向ける認知症カフェへ出かけることは、今後のケアを良い方向性へ導くかもしれません。まずはコーヒーを一杯飲みに行く感覚で訪れてみてはいかがでしょうか?

 

>>>全国の認知症カフェ(オレンジカフェ)はこちら

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